こんにちは。あっきーです。
fxのテクニカル指標で人気のMACDを使っているけど、いまいち結果が出ない…
教科書に載ってるMACD線がシグナル線をクロスや、MACD線がゼロラインをクロスしたのを見てエントリーしているけど、正直うまく機能していない…
そんなあなたにMACDの効果的な使い方を解説していきます。
【fxで人気テクニカル指標の定番】MACDの効果的な使い方について
MACDとは?
今回はMACDの効果的な使い方を説明するのが主なので、MACDの説明は簡単にさせていただきます。MACDは「Moving Average Convergence Divergence」の頭文字を取ったテクニカル指標で、「マックディー」と読みます。ジェラルド・アピルさんが開発したもので、指数平滑移動平均線(EMA)を使って作られています。
※移動平均線について知りたい方はこちら☟の記事をどうぞ。
トレンド転換や勢いを見ることもできますし、価格が一定の幅の中を上下しているレンジのような方向性のない相場でも使える万能型テクニカル指標です。そして、見方も簡単なので大変人気のあるテクニカル指標です。
移動平均線より感度が高いので、トレンドの初動を早く察知できますが、反面ダマし(上昇しそうな場面なのに上昇しない、下落しそうな場面なのに下落しなかったりすること)が発生しやすいです。
ちなみに、MACDの数値設定についてですが、デフォルト値で多く使用されている
短期EMA期間 12
長期EMA期間 26
シグナル 9
をそのまま用いてよいです。テクニカルの基本はどれだけ多くの人が使っているかが大事だからです。
MACDではダイバージェンスを見つけることが大事!
ダイバージェンスとはテクニカル指標と価格が逆の動きをする「逆行現象」のことを言います。下のチャートを見てください。
価格は高値更新しているのに、MACDは高さを更新できていません。
ホントだね!でもそれがどうしたの?って感じですよね…
これが起きるときは値動きだけ見ると上昇の勢いが強そうな感じですが、トレンドの弱まりや転換を疑った方が良いということです。トレードでは違和感を持ったり、疑いの目で見ることが大事なんです。
ダイバージェンスを見つけたらどうしたらいいの?
もし買いのポジションを持っていて、うまく上昇している場面でダイバージェンスを見つけたら売りの決済をして利益確定をする。もし売りのポジションを持っていて、うまく下落している場面でダイバージェンスを見つけたら買いの決済をして利益確定をする。まずこれがとても大切です。
利益がグングン伸びているときなので、「まだまだいくぞ」って思いたい場面ですが、MACD的にはトレンドの弱まりや転換の可能性を示しているので、素直に従った方が良いです。相場は勢いがつくと一瞬で大きく動くこともあります。
勝ちトレードはなるべく我慢して利益を伸ばすのが基本ですが、ダイバージェンスを発見したらすばやく利益確定です!!
「そっか、でもダイバージェンスがトレンドの弱まりや転換の可能性を示しているなら、エントリーにもつかえるんじゃないか?」と思ったあなたはカンがいいです。僕は今回それを伝えたいと思っていたんです。
下のチャートを見てください。
ダイバージェンスが起きた後に、キレイにトレンド転換して下落しています。この場面のようにダイバージェンスを利用したエントリー手法も有効に働きます。
ダイバージェンスを見てエントリーしたのに逆行したんだけど…
「先日チャートを見ていたらダイバージェンスを発見したので下落を狙ってエントリーしたけど、ズルズル上昇して損切りのタイミングを失って塩漬けになってます…」
ダイバージェンスを知っていてトレードして同じような経験をした人もいると思います。
下のチャートを見てください。
こんな感じじゃなかったですか?
ポジションを持っていて利益確定するときは、素直にダイバージェンスに従うのがいいのですが、エントリーに使うにはちょっとコツが必要なんです。ダイバージェンスはトレンドが弱まったり、転換する「可能性」があるだけで、絶対そうなるわけじゃないんです。利益確定に使うときも、その後さらに利益方向に伸びることもあります。利益確定の時はその後利益方向に伸びたとしても利益は残りますし、トレードは終わっているのでリスクもなくなります。でもエントリーはこれからリスクを取って利益を得ようとするので、より慎重になるべきです。
具体的にはダイバージェンスをエントリー理由の一つとして考えるということです。反転のチャートパターンや意識されそうな価格や水平線(サポレジライン)があらかじめあって、それにダイバージェンスが重なるとより信頼の高いエントリーができるということです。
※反転のチャートパターンと水平線の記事もよかったら参考に見てみてください。
ダイバージェンスを根拠の1つと考えてエントリーする
下のチャートを改めてみてください。
最初に見てもらったチャートなのですが、何かに気づきませんか?
実はチャートパターンの三尊を形成してダイバージェンスが起こっているんです。このようにダイバージェンスを含め、『複数の理由があるときにエントリーすること』これがとっても大事なんです。
ダイバージェンスだけ見て運よく利益の出るトレードができるときもありますが、エントリーしたい理由がいくつか重なった時にトレードを繰り返せば、成績はどんどんよくなっていきます。
MACDの効果的な使い方のまとめ
今回はMACDの効果的な使い方を説明しました。ダイバージェンスは利益確定やエントリー理由の1つとして有効に機能します。初めはダイバージェンスが見つかると、それだけでエントリーしたくなると思います。それをグッとこらえて、他のエントリー理由を2~3つ見つけてトレードすれば勝率や利益額も高くなっていくはずです。また、それを続けることで相場を見る力もついてくると思います。fxは奥が深く、日々勉強が必要ですが…
一緒に頑張りましょう!
※今回はこの本を参考に僕個人の考えも含めて記事を作りました。とても良い本なので気になる方は是非どうぞ。