ダブルトップ ダブルボトムの効果的な使い方について
こんにちは。あっきーです。
ダブルトップ、ダブルボトムってよく聞くけど、本当に使えるの?
チャート見てるといっぱい出てくるよ。
どう考えればいいの?
そんなダブルトップ、ダブルボトムについて説明していきます。
ダブルトップ ダブルボトムの効果的な使い方について
ダブルトップ、ダブルボトムとは?
まずは下の図を見てください。
ダブルトップとは、
上昇中に赤丸のように高値を2点つけ、Mの形をしたチャートパターンです。
一度高値をつけて再下落、再度高値更新を狙って上昇するが届かず下落へ…
といったイメージです。
ダブルボトムとは、
下落中に赤丸のように安値を2点つけ、Wの形をしたチャートパターンです。
一度安値をつけて再上昇、再度安値更新を狙って下落するが届かず上昇へ…
といったイメージです。
どちらも転換のチャートパターンで、
上昇中に高値を2点つけて、青の谷を下に割ってくれば下落に転じる
下落中に安値を2点つけて、青の山を上に越えてくれば上昇に転じる
と言われています。
Wトップ、Wボトムパターンの重要性はどうなのか?
Wトップ、Wボトムのチャートパターンはチャートを見ていれば、
どんな場面でもいくらでも出てきます。
そのような頻度で言うと重要性は低いと思います。
しかし、 反転が予想される場面で現れると重要性は高いと言えます。
こんな場面でWトップ、Wボトムが出たらチャンス
どのような場面でWトップとWボトムが出たらより効果的なのか?
それは、
「ここで出てくれたらうれしいな」
「相場が反対方向に動きそうなところだな」
といったあらかじめ反応が予想される場面です。
例えば4時間足以上の時間軸で、下降チャネルラインが引けたとします。
イメージはこんな感じです☟
下降チャネルの上限にきたときにWトップを形成したら、
より相場が反転しそうな根拠になりそうですよね。
同様に4時間足以上の時間軸で、上昇チャネルラインが引けたとします。
イメージはこんな感じです☟
上昇チャネルの下限にきたときにWトップを形成したら、
より相場が反転しそうな根拠になりそうですよね。
他にも上位足でレンジ相場が確認できる場面だったとします。
こんな感じです☟
レンジの上限にきた場面で、下位足に落としてみたらWトップになってきている。
そんな場面も同様にチャンスだと考えられます。
この場面も同様ですね☟
こんな風に上位足で相場の環境認識をして、
下位足でWトップやWボトムが確認できたらエントリーする。
大きな相場の流れを見ながら、
反転しそうだなって思った場面で、
「あれ?チャートパターンできそうじゃない?」って見つけられたら、
監視しながらエントリータイミングを計ってみてください。
チャートパターンの効果が薄いと感じるWトップとWボトムも、
効果的に使えると思います。
※環境認識について詳しく知りたい方はこちら☟のページを見てください。
エントリーポイント、損切りポイント、利確ポイントは?
基本的なWトップのエントリーポイントは、
谷の安値を割った赤丸の部分です。損切りは右の山の高値部分です。
Wボトムも同様に考えてください。
三尊や逆三尊はいったん流れに乗った後に、
エントリーポイントまで戻ってくるサポレジ転換が起こりやすいのですが、
WトップとWボトムはそのまま流れに乗っていき、
サポレジ転換せず流れが止まりにくいように思います。
エントリーチャンスを逃したくない人は参考に考えてみてください。
利確目標は相場状況によってまちまちで、正解を出すのが難しいのですが、
教科書的にはWトップの場合は、
山の最高値から谷までの高さを、
谷から同じ高さ分まで取った所です。
Wボトムも同様に考えてください。
他の利確目標の考えとしては、
意識されそうな水平線があればそこを目標に利確する。
200MAが利確目標の方向にあればそれをタッチで利確する。
上昇や下降の起点となった部分で利確する。
といったことも参考にしてみてください。
Wトップ、Wボトムあるある
1.いろんな場面で頻発するので、それだけ狙っていくのは危険。
※効果的な場面であることを確認したうえで、狙っていってください。
2.有名なチャートパターンだけど、軽視されがち。
※確かに三尊・逆三尊、フラッグには劣りますが、場面を絞って使えば有効に機能します。
3.いろんなパターンのWトップ・Wボトムがある。
※高値と安値の2点が水平にそろわない場合の方が多いです。
こんな感じです☟
①は右側の山が左に比べて低くなっているので、
より上昇の勢いが弱まっている状態と言えます。
②は右側の山が左に比べて高くなっているので、
より上昇の勢いが①と比べて強い状態と言えます。
③は谷の部分が長いパターンです。
Wトップ・Wボトムのまとめ
Wトップ・Wボトムは反転のチャートパターンで、
頻発しますが、あらかじめ反応が予想できる場面で出たときは
十分エントリーの根拠となるチャートパターンです。
しっかりと場面を見極めて使えば、トレードでも役立つと思います。
上位足で反転が予想される場面を見つけて、
Wトップ・Wボトムが出ればトレードにつなげてみてください。
チャートパターンだけのエントリーはしないように注意です。
一緒に頑張りましょう!