【初心者におすすめインジケーター】移動平均線の効果的な使い方について
こんにちは。あっきーです。
皆さんはチャート画面にどんなインジケーターを表示させていますか?
MACD、ストキャスティクス、RSIなどいろいろあって迷いますよね?
トレード上級者になるほど表示がシンプルになって
ローソク足のみなんて人もいるそうで…
今回はテクニカル指標の基本と言われる、移動平均線について書いていきたいと思います。
ちなみに僕は移動平均線とボリンジャーバンドをインジケーターとして表示させています。ボリンジャーバンドに興味がある方はこちら☟の記事を見てください。
【初心者におすすめインジケーター】移動平均線の効果的な使い方について
移動平均線とは?
移動平均線とは、ある一定期間のローソク足終値の平均を結んで線にしたものです。
テクニカル指標の基本と言われていて、多くの投資家が参考にしています。
下のチャートを見てください。
緑色の線が移動平均線です。
移動平均線は期間を設定することができ、上のチャートは設定期間を5にしています。
具体的に計算しながら説明していきます。
77.910 77.810 78.150 78.910 78.140 です。
すべて合計すると 390.92 です。
それを5で割ると 78.184 で、5本の平均値となります。青マルで示した部分です。
続けて左から2番目から5本の平均値は 78.274 となり、隣の青マルで示した部分です。
この計算を繰り返して結んでいった平均線が設定期間5の移動平均線となります。
設定期間を5にすると5分足チャートでは5分×5本=25分間の平均値動きを表したものとなり、日足チャートでは1日×5本=5日間(1週間)の平均値動きとなります。
でもこれは単純移動平均線というもので、移動平均線には他にも色々な種類があります。
移動平均線にも種類がある!?
先ほど説明したのは単純移動平均線(SMA)です。
他には
・指数平滑移動平均線(EMA)
といった移動平均線もあります。
詳しい計算方法を説明するのは大変なので、どのような考え方で計算されているのか簡単に説明します。
WMAは直近の価格を重視して計算されている移動平均線です。理由は相場の値動きは直近の方が重要であるとされているからです。
EMAはWMAに指数計算が取り入れられて、さらに直近の価格を重要視させて計算しており、海外の投資家が多く使用しているそうで単純移動平均線と並んでよく使われている移動平均線です。
※以降は単純移動平均線をSMA、指数平滑移動平均線をEMAと表記します。
どの移動平均線を使えばいいの?
結論はそれぞれの特性を考えたり、検証してみたりして、自分が使いたいと思うのを使うのがよいです。自分が納得して使っていれば迷いもなくなるからです。
でもこれだと投げやりなので…教えちゃいます。
おすすめはSMAとEMAです。理由はこの2つの移動平均線は多くのトレーダーが使っているからです。fxの値動きは多数決で決まります。多くの人が使っているものほどテクニカル分析も効きやすくなるからです。
参考に僕はSMAを使っているのですが、どうしてそれを使うようになったのかをお伝えしていきます。
以前はSMAとEMAを両方表示させていました。その方が正確な分析ができると思ったからです。しかし、ローソク足がSMAとEMAのどちらにも反応して見えるので、両方表示させるとただでさえ難しい相場判断を余計に複雑にさせてしまうだけだと思ったし、その後に加えることになったボリンジャーバンドの中央値はSMAで設定されるのでいっそEMAは消してしまおうと思いました。そんな経緯からSMAのみを採用しました。
そして設定期間も気になるところだと思うのでお伝えしておきます。
一般的には
超短期 5
短期 20~25
中期 60~75
長期 100 or 200
という設定が多く使われています。
移動平均線の特性上、短期ほど値動きに敏感に反応し、長期ほど反応が鈍いです。僕はこの中で20と200の2本を期間設定して使っています。理由は日足で考えると20だと1か月の値動きの平均を見ることができるからです。そして200は多くのトレーダーが参考にしている設定期間で、過去の相場を検証していても事実200のラインで反応することが多いからです。もし設定期間で迷っている方は参考にしてみてください。
移動平均線を使うとどうなるの?
移動平均線は価格を平均化しているのでトレンドが見やすくなります。
僕は移動平均線の向きと角度を重要視して見ています。それにより、現在のトレンドが上下どちら向きかその勢いの強弱の具合を分かりやすく分析できます。
そして移動平均線はトレンドラインの役割をしていることもありますし、ラインを引く参考になったりします。
※トレンドラインについて知りたい方はこちら☟を見てみてください。
また、抵抗線や支持線といった水平線のような役割をすることも多いので
移動平均線に対してローソク足がどのような反応をしてくるかも注目です。
※水平線について知りたい方はこちら☟を見てみてください。
過去に意識された価格帯と移動平均線が重なっていたりすると、値動きが反転することも多いので、それを根拠にトレードすることもできます。
赤丸をつけた場所のイメージです。ただし、ローソク足が移動平均線を実体で割ってきて、やっぱり下落方向になるかと思ったら反転上昇したりするダ動きも多いのでなかなか難しいのですが💦
移動平均線のまとめ
移動平均線はテクニカル指標の基本であり、多くの投資家が参考にしています。
トレードとはどこでアクションが起こるかどちらの方向に流れる可能性が高いのかを判断するゲームなので、多くの投資家が参考にしているという点はとても大事で、多くの人が見ているということはそこでアクションが起こるきっかけになりえます。
やっぱり、何事も基本って大事ですもんね。
どのテクニカル指標を表示させるか迷っている方は
まず移動平均線を使ってみてはいかがでしょうか?
一緒に頑張りましょう!
※移動平均線についてより詳しく知りたい方はこちらの本を参考にしてみてください。理解が深まると思います☟