【相場分析で押さえるべき重要ポイント!】押し安値と戻り高値について
こんにちは。あっきーです。
前回の記事では、ダウ理論の「トレンドは転換の明白なシグナルが出るまで継続する」という基本法則の「トレンド」について説明しました。
※前回の記事はこちら☟です。
上昇トレンドでは安値を割ること、下降トレンドでは高値を越えることでトレンドが終わるとお伝えしました。
今回の記事では、「トレンドの転換」を知ってもらうために必要な、押し安値と戻り高値について書いていきます。
【相場分析で押さえるべき重要ポイント!】押し安値と戻り高値について
押し安値とは
押し安値とは、上昇トレンド中に高値を更新した起点となる安値のことです。
下の図を見てください。
赤丸1で高値①を更新しました。
更新の起点となる矢印1の安値が押し安値になります。
次に
赤丸2で高値②を更新しました。
すると更新の起点となる矢印2の安値が、新たな押し安値となります。
押し安値は高値を更新するたびに変更され、前回の押し安値はただの安値になります。
1つの時間軸でみると、押し安値は上昇トレンド中に1つだけしか存在しません。
ここはとても重要です。
戻り高値とは
戻り高値とは下降トレンド中に安値を更新した起点となる高値のことです。
下の図を見てください。
赤丸1で安値①を更新しました。
更新の起点となる矢印1の高値が戻り高値になります。
次に
赤丸2で安値②を更新しました。
すると更新の起点となる矢印2の高値が、新たな戻り高値となります。
戻り高値も安値を更新するたびに変更され、前回の戻り高値はただの高値になります。
1つの時間軸でみると、戻り高値も下降トレンド中に1つだけしか存在しません。
ここもとても重要です。
なぜ、上昇トレンドの安値や下降トレンドの高値が注目されるの?
上昇トレンドは上がっていく動きなので、高値が重要な気がする。
下降トレンドも下がっていく動きなので、安値が重要な気がする。
なんで、上昇トレンドは押し『安値』、下降トレンドは戻り『高値』に注目するんだろう?
どんなに強いトレンドでも、いつか終わりを迎え、転換します。
強くなっていくトレンドに注目するには高値をみればよいです。
トレンドの弱まりや、逆向きに変わる転換を知るには、その反対の安値をみて判断すればよいことになります。
なので、トレンド転換を見るためには、上昇トレンドでは押し安値、下降トレンドでは戻り高値に注目するのです。
押し安値と戻り高値のまとめ
上昇トレンド中に高値を更新すると、更新の起点となった安値が押し安値になります。
さらに、前回の高値を更新すると、前回の押し安値は、ただの安値になります。
高値更新の起点となった安値が新たな押し安値になります。
そして、1つの時間軸で見ると、押し安値は上昇トレンド中に1つだけしか存在しません。
下降トレンド中に安値を更新すると、更新の起点となった高値が戻り高値になります。
さらに、前回の安値を更新すると、前回の戻り高値は、ただの高値になります。
安値更新の起点となった高値が新たな戻り高値になります。
そして、1つの時間軸で見ると、戻り高値も下降トレンド中に1つだけしか存在しません。
判断するのに慣れが必要で、少し難しいですが、押し安値と戻り高値を頭に入れてくださいね。本題のトレンド転換について、次回の記事に続きます。
一緒に頑張りましょう!
※次の記事はこちら☟です。
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