FXとフィボナッチ数列、黄金比の関係について
こんにちは。あっきーです。
皆さん、フィボナッチ数列をご存じですか?
数列?
知らないよ。
数学キライ…
なんて思う方も多いと思います。
トレードに活かせます!って言われたらどうでしょう?
少し気になるなと思った方は、続けてみてくれたら嬉しいです。
FXとフィボナッチ数列、黄金比の関係について
フィボナッチ数列とは?
フィボナッチ数列とは、イタリアの数学者フィボナッチさんが紹介した数列です。
具体的には、
1、1、2、3、5、8、13、21、34、55、89…
と続いていく数列です。
まずはいちばん左の数字2つを足すと、
1+1=2 ですよね。
次に左から2、3番目を足すと、
1+2=3 ですね。
次は左から3、4番目を足すと、
2+3=5 です。
何か法則が見えてきませんか?
そうです!!
2つの並んだ数字を足すと次の数字になる数列なんです。
この数列がどうしたの?
この数字の並びは「ウサギの増え方」や「人体の気管支の枝分かれ」、「花びらの枚数」など、自然界や生命の構造に多く当てはまるそうです。
なんだか神秘的ですね。
フィボナッチ数列の隣り合う数字を比で表してみると…
え?
なんかまた数学っぽくなってきたな…って思わずに
もう少しで終わるのでついてきてください!
1、1、2、3、5、8、13、21、34、55、89…
フィボナッチ数列の隣り合う数の右を左で割ると、
1÷1=1 ですよね。
2÷1=2 ですね。
3÷2=1,5 です。
少し省略して
55÷34=1,617
89÷55=1,618
と計算していくと、1,618という数字に近づいていきます。
1、1、2、3、5、8、13、21、34、55、89…
今度はフィボナッチ数列の隣り合う数の左を右で割ると、
1÷1=1 ですよね。
1÷2=0,5 ですね。
2÷3=0,666 です。
少し省略して
34÷55=0,618
55÷89=0,618
と計算していくと、0,618という数字に近づいていきます。
もう疲れましたね…
この2つの数字を覚えておいてください。
1,618と0,618です。
黄金比ってなんだ?
黄金比とは人間が最も美しいと感じる比率のことで、「ミロのヴィーナス」や「モナリザ」などの有名な美術品や、「ピラミッド」や「パルテノン神殿」といった 有名な建造物にも用いられている比率です。
黄金比は「1:(1+√5)÷2」で計算され、答えは1,618です。
どっかで聞きましたよね?
そうです!
黄金比はフィボナッチ数列の隣り合う数字の比率と一致するんです。
ますます神秘的ですね。
フィボナッチ比率と黄金比と為替相場の関係について
人間が最も美しいと感じ、
人間の力ではどうにもできない自然界にも当てはまる、1,618という数字。
為替相場の値動きは、大多数の人の取引によって起こり、誰にも予測できません。
それは、誰も予知できない自然の摂理に似ていると思います。
実際、為替相場では1,618や0,618で反応する場面がよくあります。
人間が美しいと感じる比率なので、昔のトレーダーたちはチャートを見て、
「ここで反転したら美しいな」とか「綺麗なチャートを描いているな」と、
無意識に感じながらトレードしていたのかもしれません。
今ではその比率を当てはめて為替相場をみるような考えになってきているようです。
FXとフィボナッチ数列と黄金比のまとめ
今回は為替相場で使える、フィボナッチと黄金比について説明しました。
チャートの描画ツールでも
0,618を使って押し目を予測する「フィボナッチ・リトレースメント」や、
1,618を使って上昇目標を予測する「フィボナッチ・エクスパンション」
が導入されています。
とっつきにくいかもしれませんが、
0,618や1,618という数字を意識して見れば、
エントリーや決済にも有効に使える場面があります。
この話をエリオット波動論につなげていきますので、
次の記事を楽しみにしてくれたら嬉しいです。
一緒に頑張りましょう!